■GlassOrcaの操作 ヒント&チップスその1
ここでは、実際にお客様からいただいたORCA操作のご質問について紹介いたします。
■窓口負担に上限のある患者の負担額発生日を変更できない
月の窓口負担に上限のある患者様に診療日を追加し、負担金額の発生日を診療日順に変更したいのですが、変更できません。
ORCAの初期状態では、伝票番号順に負担金が発生します。
システム管理マスタ「1039 収納機能情報変更」で「5一括再計算」を「1.診療日順」
「6.一括再計算方法」を「1.一部負担金をクリアし先頭より再計算を行う」に設定し、[23 収納]で[一括再計算]を行います。
■患者氏名を修正したのにレセプトに反映されない
患者様のお名前に誤りがあり、修正したのですがレセプトには誤ったままの漢字が記載されてしまいます。
氏名修正時に、旧姓登録をしていませんか。
患者氏名変更時に旧姓登録してしまうと、変更年月日の前月までのレセプトは旧姓で作成されます。
旧姓の削除でレセプトに正しい氏名が反映されます。
患者登録の「入力履歴」タブで、対象の旧姓履歴を選択し[削除]ボタンを押下し[登録]ボタンを押下します。
■入院患者への調剤料、調基の算定をはずせない
診療行為確認画面で削除指定しても調剤技術基本料が削除されません。
入院患者への調剤料等を算定しない場合、診療区分が以下へ変更となります。
外用薬 .230→.234
内服薬 .210→.214
頓服薬 .220→.224
■処方せんに、1回量を記載することは可能か
厚生労働省が推奨する、1日の全量と1回毎の服用量を処方せんに記載することはできますか。
現在のORCAでは、1日の全量✕処方日数での記載・登録のみとなります。
■精神通院+大阪府国保の場合どのように患者登録したらいいか
大阪府国保と併用の場合、窓口負担は0円ですがレセプトには患者負担額を記載しなければなりません。どのようにしたらいいでしょうか。
大阪府国保と併用の場合、「021 精神通院」と合わせて「121 自立補助」を登録します。
※ORCAでは、国保併用の場合のチェックなどは行えません。
■薬剤の選択肢が多すぎる
診療行為登録時に、選択サブ画面に薬剤がたくさん表示されますが、自院採用のもののみに減らすことはできないでしょうか。
入力コードの登録を行なったもののみを表示させる事が可能です。
診療行為登録時に、処方する薬剤に対して入力コードを登録すると、次回以降検索時に入力コードが登録されている薬剤のみに絞って検索する事が可能です。
入力コードは4〜6文字の英数字で登録します。(コードを覚えておく必要はないので、もともとのコード下6桁を使用するなど、任意のもので構いません。)
入力コードの登録を行なった場合、このように表示されます。
([拡大検索]ボタンを押下すると、入力コードの登録のない薬剤を表示させる事ができます。)
■労働者災害補償保険診療費請求書を枠なしで印刷したい
労働者災害保証保険診療費請求書を枠なしで印刷したいのですが、枠付きで印刷されてしまいます。
システム管理マスタ「2005 レセプト・総括表印刷情報」の「総括表」タブでの事前設定が必要です。
「労災診療費請求書 アフターケア委託費請求書」の項目を下記のように設定します。
・選択様式「0 OCR専用様式」
・枠記載区分「0 枠を記載しない」
請求書の印刷処理時は必ず[印刷]ボタンを押下してください。
[プレビュー]ボタンの場合、枠付きで印刷されます。
■労災保険指定医療機関の場合必要な設定はあるか
労災保険指定医療機関の場合、何か事前に必要な設定はありますか。
システム管理マスタ「4001 労災自賠医療機関情報」タブで労災指定医療機関番号の入力が必要です。
「労災指定医療機関」を「1指定あり」、「指定病院番号」に指定番号を入力します。
■自賠責保険の点数単価を変更したい
自賠責保険での点数単価を任意の金額に変更したいです。
システム管理マスタ「4001 労災自賠医療機関情報」タブで点数単価の変更が可能です。
「自賠責区分を」を「2健保準拠」、「【健穂準拠】」欄に単価としたい金額を入力します。
※技術点と薬剤等点が異なる場合、レセプト摘要欄に「薬剤等(1点単価 〇円)」のように記載されます。
■入院料の加算等をまとめて入力したい
[入院会計照会]で算定できない入院料の加算をひと月分まとめて登録したいです。
[診療行為]から入力が可能です。
「数量」/「日付」-「日付」
※「数量」は、いち日の数量です。1日から31日に毎日算定する場合は
「1(いち日の数量)」/「1」-「31」のように入力します。
■請求書に記載されない自費名称がある
自費名称の登録は行ったのに、請求書に自費名称が全て表示されません
請求書兼領収書の標準プログラム「ORCHC03」か「ORCHC03V02」を使用されていませんか。
自費項目を5個以上記載する場合は「ORCHC03V03」か「ORCHC03V03A5」をお使いください。
■請求書兼領収書などの[再印刷]の保存期間を変更したい
請求書兼領収書などの[再印刷]の保存期間を変更したいです
システム管理マスタ「8000 印刷データ等削除機能情報」から変更が可能です。
初期状態では1ヶ月分する設定です。「999」を指定すると過去分の削除処理は行いません。
■他システムで初診料算定済の場合どうしたら再診料から算定可能となるのか
他システムで初診料算定済の患者なので、再診料から算定したいです。
初診料のコードの後ろに、7桁の和暦で初診料算定日を入力すると再診料に切り替わります。
例)初診料算定日令和1年7月1日の場合
初診料コードの後ろに半角スペースを入力してから「5010701」と入力し[Enter]キーを押下します。
平成は「4」、令和は「5」での入力です。「H」、「R」では入力できません。
診察料以外の診療行為を入力していた場合、全てクリアされます。
■モバカルネットにGlassQkan LのFDBファイルがうまく取り込めない
モバカルネットにGlassQkan LのFDBファイルを取り込みましたが、途中までしか取り込めませんでした。
[収納情報更新]時に、実行中表示のWeb画面を閉じたり、ページ遷移したり、あるいはPCごとサスペンドやログアウトなどをされていませんでしょうか。
取り込み完了の画面が表示されるまで、そのままの画面でお待ちください。
処理の途中で画面を閉じますと、収納情報の反映は途中までとなります。
■患者登録の介護保険情報は GlassQkan L に反映されるのか
患者登録の介護保険情報は GlassQkan L に反映されるのでしょうか。
利用者情報登録の介護保険情報、保険者情報に内容が反映されます。
介護保険情報、介護認定情報がGlassQkan Lに反映されます。
登録した介護保険の保険者番号が、GlassQkan Lの保険者情報に未登録の場合、こちらも反映されます。
■病名の診療科を一括で変更したい
複数登録している病名の診療科を、一括で変更したいです。
病名番号欄に「.*」を入力すると簡単修正画面が開きます。
こちら画面で、一括変更が可能です。
[登録]ボタンを押下すると、複写か移動か指定できます。
■75歳到達月で誕生日前に死亡した患者様の自己負担限度額を医療保険制度のみで計上したい
75歳到達月で誕生日前に死亡した患者様の自己負担限度額を、医療保険制度のみで計上したいです。
公費に「954 特例非該当」を登録します。
終了年月日は死亡日となります。