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■ ORCAの使い方 - 機能編(Ubuntu14.04 LTS 日レセ 4.8.0)


ここでは日本医師会の研究事業であるORCAプロジェクトが提供する、各ソフトウェアの機能について説明します。


※訪看鳥につきましては説明を割愛せていただきます。


日レセのロゴ日医標準レセプトソフト

ORCAプロジェクトで主要となる医療事務のソフトウェアです。
病院 /有床・無床診療所に対応しており、レセプト電算処理システム(レセ電)を標準装備しています。


  • ○主要機能
    • レセプト電算処理システム
    • 受付機能・予約機能
    • 未収金管理を含む収納管理
    • レセプト請求管理
    • QRコード付処方箋発行
    • 診療費請求書兼領収書・診療費明細書発行
    • 統計帳票
    • 各種データチェック機能(レセプトデータチェック、併用禁忌チェックなど)
    • 照会(検索)機能
    • 検索結果のCSV 出力
    • 印刷プレビュー機能
    • 労災・自賠責レセプト作成
    • 公害レセプト作成
    • 公務災害レセプト作成
    • 地域公費(都道府県単位)
    • 国保請求書総括表(都道府県単位)
    • 点数、薬価の変更
    • プログラム/マスタのアップデート機能(インターネットに接続している必要があります)

○画面イメージ

メインメニュー
日レセ:メインメニュー
メインメニューは業務の種類別に分類されています。
下段にはプログラム / マスタの更新情報、緊急安全情報、日本医師会メールマガジン(日医白クマ通信)を表示します。(インターネットに接続している必要があります)


患者登録
日レセ:患者登録
同姓同名、二重登録疑い、保険者番号エラーにおいてのチェック、禁忌薬剤・アレルギー等・保険者番号入力による 保険者表示(保険者名・所在地・電話番号)・郵便番号入力による住所補完機能などにより、便利でスムーズな入力ができます。


明細書
日レセ:明細書
医保(社保・国保・広域連合)、労災、自賠責(労災・健保準拠)、公害(様式第二号:共通様式)毎のレセプトを作成できます。


総括表・公費請求書
日レセ:総括表・公費請求書
レセプト電算処理システム(レセ電)に対応、地域公費(都道府県単位で独自に実施している医療費助成制度)プログラムを随時公開、請求書においても地域対応しています。


統計帳票
日レセ:統計帳票
標準帳票として、日次・月次統計帳票、診療録、処方せん、領収書、診療費明細書、薬剤情報提供書、お薬手帳などの帳票類を出力することができ、その他にも70種類を越える豊富な統計帳票を出力できる機能を備えています。


プログラム・マスタ更新
日レセ:プログラム更新
日レセ:マスタ更新
点数や薬価改訂毎の更新作業は、ネットワークを通じて情報を入手、ボタン操作により、薬価の期限切れの置き換え等を自動的にマスターデータに反映できるため、常に最新の状態を維持しながら日レセを利用することができます。


○参考URL

日医標準レセプトソフト



医見書のロゴ医見書

平成12年度に施行された介護保険制度において、二次判定の指標となる「主治医意見書」の作成を支援するソフトウェアです。障害者自立支援法の「医師意見書」、「特別訪問看護指示書」の作成にも対応しております。


  • ○主要機能
    • 主治医意見書、医師意見書、特別訪問看護指示書の作成機能
    • 旧「医見書」(※1)データからの、基本情報(患者情報・保険者情報・医療機関情報)の取り込み機能
    • 旧「医見書(Win版)」データから、最新の主治医意見書、訪問看護指示書の情報引き継ぎ機能
    • 複数端末でのデータベース共有機能
    • 主治医意見書 / 医師意見書の電子媒体への提出に対応(対応する自治体のみ)
    • 請求書作成機能(複数保険者に対応)
    • データバックアップ機能
    • 日医標準レセプトソフトからの患者情報取得機能
    • ネットワークによるアップデート機能(インターネットに接続している必要があります)
※1:「旧」医見書=Windows版;Ver1.0a/1.5/1.5.3/1.6 Macintosh版;Ver1.0a/1.6/1.7
※2:旧Macintosh版からはVer1.6/1.7で作成した主治医意見書CSVファイルから医見書内容のみ引継ぎが可能

○画面イメージ

メインメニュー
医見書:メインメニュー
各機能へのメニューと、下段にはプログラムのバージョンアップ、郵便番号データの更新情報、日本医師会メールマガジン(日医白クマ通信)が表示されます。(インターネットに接続している必要があります)


基礎データの登録/設定 /その他の機能
医見書:基礎データの登録 /設定 /その他の機能
[基礎データの登録] … 連携医、看護施設、医療機関情報などを登録することができます。
[設定] … 医見書のデータベース、消費税率、PDF出力に関する設定ができます。
[その他の機能] … データのバックアップ/リストア、CSV出力、日レセから患者情報の取り込みなどを行えます。


主治医意見書の作成
医見書の主治医意見書作成
入力項目が定型化されているため、記入時間の省力化と記載レベルの向上が見込めます。
2回目以降の作成は、前回入力した内容に訂正を加えるだけですぐに書類が完成します。
また、主治医意見書 / 医師位件書、訪問看護指示書で共通のデータ(患者情報など)を持つため、重複記入を行う必要はありません。

・主治医意見書の出力サンプルはこちら


住所の自動補完
医見書の住所自動補完
郵便番号に一致する住所が自動補完されるため、入力をスムーズに行えます。


ヘルプ機能
医見書のヘルプ機能
要所要所にヘルプ機能("?"アイコンのボタン)があるため寝たきり度、痴呆度などの把握が容易に行えます。


○参考URL



給管鳥のロゴ給管鳥

平成12年度に施行された介護保険給付制度での、介護報酬請求業務等の事務作業を支援する為
のソフトウェアです。平成18年介護保険制度改正にも対応しております。


  • ○主要機能
    • 訪問看護計画書・報告書、居宅療養管理指導書等の作成機能
    • 利用票作成機能
    • 利用票別表作成機能
    • 提供票作成機能
    • 提供票別表作成機能
    • 給付管理票作成機能
    • 介護給付費明細書・請求書作成機能
    • 給付管理票のCSV出力機能(磁気媒体(FD)出力)
    • 介護給付費明細書・請求書の磁気媒体CSV出力機能(磁気媒体(FD)出力)(※)
    • 医療保険の訪問看護療養費明細書・請求書作成機能
    • 複数端末でのデータベースファイルの共有機能
    • 日医標準レセプトソフトからの患者情報取得機能
    • ネットワークによるアップデート機能(インターネットに接続している必要があります)
※アセスメント、モニタリングに関する機能はありません。

○対応サービス及び出力可能帳票

訪問通所サービス

訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護
訪問リハビリテーション 通所介護
通所リハビリテーション 福祉用具貸与

短期入所サービス

短期入所生活介護 短期入所療養介護(病院・診療所・老人保健施設)

施設サービス

介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設

その他

居宅療養管理指導 痴呆対応型共同生活介護
特定施設入所者生活介護 居宅介護支援
※ 福祉用具購入・住宅改修サービスに関する諸帳票作成はできません。

○対応する帳票

サービス予定作成関連

  • 1.サービス利用票・利用票別表(居宅介護支援事業者控え)
  • 2.サービス提供票・提供票別表
  • 3.週間サービス予定表

給費請求関連

  • 1.給付管理票
  • 2.介護給付費請求書
  • 3.介護給付費明細書
    • 様式2:居宅サービス(訪問・通所)
    • 様式3:居宅サービス(短期入所生活介護)
    • 様式4:短期入所療養介護(介護老人保健施設)
    • 様式5:短期入所療養介護(病院・診療所)
    • 様式6:痴呆対応型共同生活介護・特定施設入所者生活介護
    • 様式7:居宅介護支援
    • 様式8:施設サービス(介護老人福祉施設)
    • 様式9:施設サービス(介護老人保健施設)
    • 様式10:施設サービス(介護療養型医療施設)
  • 4.利用者向け請求書・領収書(任意作成帳票)

その他

  • 1.居宅療養管理指導(任意作成帳票)
    • 居宅療養管理指導書
    • 在宅療養生活のポイント
○画面イメージ

メインメニュー
給管鳥:メインメニュー
メニューと、下段にはプログラムのバージョンアップ、郵便番号データの更新情報、日本医師会メールマガジン(日医白クマ通信)が表示されます。(インターネットに接続している必要があります)


帳票作成 /請求データ管理 /請求書出力 /その他の機能
給管鳥:帳票作成 / 請求データ管理 / 請求書出力 / その他機能
[帳票管理] … 各種書類の作成を行います。 [請求データ管理] … 集計・請求処理を行います。
[請求書出力] … 各請求書類の印刷、CSV出力を行います。
[その他の機能] … 保険者、事業所、医療機関の登録や、定型文の管理、日レセから患者情報の取り込みなどを行えます。


利用者登録
給管鳥:利用者登録
医見書同様、入力項目が定型化されているため、記入時間の省力化と記載レベルの向上が見込めます。
また、郵便番号による住所の自動補完機能もあります。


実績管理
給管鳥:実績管理
実績はカレンダー形式で管理できます。


○参考URL



特定健診のロゴ 日医特定健康診査システム
平成20年4月より実施された特定健康診査において、健診ならびに決済データの提出に対応したソフトウェアです。
健診時に入力される受診者・健診医療機関・医療保険者等の情報を、ファイルアーカイブ"HL7(HL7CDAR2)へ変換します。

  • ○主要機能
    • 制度で定められたHL7への変換&出力機能
    • 日本医師会仕様の結果通知表、CSVなどの書式への対応
    • 健診機関内の運用のための記入シート印刷
    • 問診情報入力
    • 追加健診データ入力
    • メタボ基準値登録
    • 任意追加項目基準値登録
    • メタボ判定ならびに階層化の自動判定機能
    • 複数医療機関のデータ作成/入力機能
    • データバックアップ機能
    • 日医標準レセプトソフトからの患者情報取得機能
    • ネットワークによるアップデート機能(インターネットに接続している必要があります)

○画面イメージ

医療機関の登録
特定健診:医療機関の登録
特定健診はシステム管理者用のメンテナンスメニューがあります。
ここでは管理者の追加や、医療機関の登録(複数登録可能)、データのバックアップを行います。
特定健診を初めて使用する場合は、まずここで医療機関の登録を行います。


医療機関メインメニュー
特定健診:医療機関メインメニュー
メニューは処理のフロー順に並んでいます。

受診券入力
特定健診:受信券入力
日レセから患者情報を取得することもできます。

健診・問診結果データ入力
特定健診:健診・問診結果データ入力

メタボリック・シンドローム判定・階層化
特定健診:メタボリック・シンドローム判定・階層化

マスタメンテナンス
特定健診:マスタメンテナンス
健診項目の調整、健診パターンの作成などはマスタメンテナンス画面から行うことができます。各マスタの詳細については、
ORCAの使いかた - 設定編(Ubuntu14.04 LTS 日レセ4.8.0)
をご参照ください。



○参考URL



JMAレセ電ビューア
日レセで作成したレセ電ファイル(拡張子.UKE)を表示するためのソフトウェアです。

○画面イメージ

起動画面
JMAレセ電ビューアの起動
JMAレセ電ビューア起動直後の画面です。レセ電ファイルを読み込み、[種別点数情報]、[医療機関/患者情報]、[レセ電コード]のタブで表示を切り替えます。


レセ電の読み込み
JMAレセ電ビューアのレセ電の読み込み


種別点数情報
JMAレセ電ビューアの種別点数情報
レセプトの種別、点数を表示します。


医療機関/患者情報
JMAレセ電ビューアの医療機関/患者情報
医療機関と患者情報を表示します。[レセプトプレビュー]で印刷プレビュー形式での表示も可能です。


医療機関/患者情報(レセプトプレビュー)
JMAレセ電ビューアの医療機関/患者情報(レセプトプレビュー)
印刷のプレビュー形式の表示です。ここから印刷することもできます。


レセ電コード
JMAレセ電ビューアのレセ電コード
レセ電コード(カンマ区切りのデータ)を表示します。



○参考URL


[最終更新日 2016/08/26][作成日 2015/09/11]